2018年度合格者:遊佐 奎哉
- 2018年2月 聖マリアンナ医大/東海大学医学部/金沢医大に合格。
- 引きこもり から一転して医大に合格。
中野:聖マリアンナ医大・東海大学医学部・金沢医大、3つもの医学部合格、本当におめでとう!
遊佐:ありがとうございます!ナカサカの先生方には本当に何から何までお世話になり感謝しています。
中野:それにしても希にみる逆転劇でしたね。医学部受験専門に20年以上指導してきましたが、今回のようなのは珍しいですよ。劇的であり感動的でした。
遊佐:部屋に引きこもってた時のことは、今思うと本当に恥ずかしい限りです。でも、自分にはナカサカがあって本当にラッキーでした。
中野:本当にあの時は心配でしたよ。日曜も祝日も休みなく来ていた一番の頑張り屋さんが、ある日突然来なくなって部屋から出てこないわけですから。
遊佐:本当に先生方にはご心配をかけたと反省しています。特に中野先生には何回も家まで迎えに来てもらって。
中野:この合格の瞬間を味わえるのなら、そんなのは苦労とは思いません。ところで、合格したら尋ねようとずっと思ってましたが、何故そうなってしまったのかな?
塾長:中野 勉
遊佐:切っ掛けは今考えると些細なことなんですが…。母校の担任の先生に会いに行った時に、同じ様に浪人している同級生も来ていて、その子が模試の成績表を先生に見せてたんです。ただ、それがすごく良い成績で…。
中野:それでちょっと焦ったというわけですね。
遊佐:そうなんです。それで不安が不安を呼ぶ感じでどんどん深みにはまってしまい…。中野先生もご存知の通り、僕はとても心配性なものなので。
中野:そういうことか…。うーん、でも、それは分かる気がします。人間誰しも、そんな時もありますよ。
遊佐:不安で不安で仕方なく、こんな不安が2月3月まで続くと思うと、もう駄目だと思いました。
でも、中野先生が短期の目標を次々に設定してくれて、「先の事は考えず、はい、とりあえずここまでおいで!」という感じで導いてくれたので、立ち直れました。
最後は、もうこんなに何回も家まで迎えに来てもらうのは先生に申し訳ないと思って、その申し訳ないと思う気持ちを原動力に必死に這い上がりました。
中野:そうだったんですね。よく頑張ったね。聴いてて涙が出てきそう。
遊佐:中野先生が自宅にまで何度も来てくれた時、してくださった話はどれも印象深く、よく覚えています。
中野:ははは、色々話をしましたね。勉強と関係ない話の方が多かったですね。どれが一番印象深かったですか。
遊佐:生駒山に登って大阪平野を見たら、何もかも小さく見えて、自分の悩みなんて取るに足らないと思える…あの話です。
中野:ああ、あの話ですね。あれは作り話でも何でもなく、私の実体験です。私の体験したことが何かの役に立てたなら嬉しいです。
遊佐:先生の話を聞くと、中野先生は勉強を教えるだけでなく何から何まで経験を積んでおられるんだなと思います。
中野:私の話が遊佐君の心を動かし、私達のこの対談が誰かの気持ちを変えれるなら、そんな嬉しいことはないね。
遊佐:仰る通りですね。僕も将来は、病を治すだけでなく、患者の心に響くような話が出来る医者になりたいです。
中野:うわー、格好良いことを言ってくれますね。
引きこもりからの脱出、そして医学部合格。それも偉業ですが、君がそんなことを言うようになったのが、一番の収穫ですね。兎にも角にも合格おめでとう!!
開始時期にもよりますが、受験勉強はそれなりに長い期間を要します。体調だけではなく気持ちの面にも気を配る必要がありますが、たとえ 引きこもる 事態に見舞われたとしても立て直してゴールできるという実例ですね。
アシスタント:岡田 千穂(講師・アシスタント紹介ページへ)