がんによるアミノ酸濃度変化のメカニズム解明
2013年12月25日 医療に関する話題
ナカサカの皆さん、メリークリスマス^^☆
大阪大学1回生、アシスタントの辻倉が予備校内からブログを更新致します!
今日も外はとても寒かったですね(>_<)
ナカサカでは、暖房設備も整っていて、個人用ホットカーペットやひざ掛けも準備されています♪
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さて、先日のニュースによると、人はがんになった際に血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化するのですが、そのメカニズムが解明されたそうです。
その解明に貢献したのは、なんと調味料で有名な味の素株式会社と奈良県立医科大学の共同研究なんです!
少しややこしいですが、そのメカニズムをご説明いたしましょう(*^^*)
まず、がん細胞は、がんになる前段階の状態でHMGB1と呼ばれるたんぱく質を分泌します。
これが血流にのって骨格筋細胞にまで到達すると、糖を分解しエネルギー生産に重要な役割を果たしている、ピルビン酸代謝酵素であるPKM1の発現と活性を低下させます。
これにより骨格筋細胞がエネルギー不足となってしまい、自分の細胞のタンパク質を分解する”自己消化”が起こり、それにより得られたアミノ酸をエネルギー源として使い、不足分を補います。
よって、血液中のアミノ酸濃度バランスが変化するのです。
がんの診断は患者さんの体内の画像を見て行われるイメージが大きいと思いますが、このようにアミノ酸の濃度変化を調べることによっても可能なんですね!
では、本日はこの辺で失礼いたします^^
また谷町教室・上本町教室でお会いしましょう☆★
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