全身麻酔の初成功者「華岡青洲」と和歌山県立医大のプチ情報(*^^*)!
2013年06月15日 医療に関する話題
医学部受験生の皆さん、こんにちは(^^)/アシスタントの岡田です★!
今朝こちらの大阪市内にある谷町教室に来る途中、紫陽花を見つけました(*^^*)
雨は嫌いですが、雨に打たれる紫陽花にはとても風情を感じます!
「雨も滴るいい女」ではありませんが、瑞々しく魅力にあふれていると思いませんか?
さて、皆さんは、「華岡青洲」という人物をご存知でしょうか?♪
華岡青洲は世界で初めて全身麻酔下の外科手術に成功した人です!
麻酔薬完成にいたる経緯は、舞台やテレビドラマでも取り上げられ、現代日本でも青洲の名前は全国的に知られています。ただ、嫁姑の確執がメインテーマとなっていることが多く、青洲の偉業はあまり知られていないかもしれません…(笑)
そこで!!!今日は、青洲の業績を、現代医療との関係の中で紹介いたします。
麻酔なしの手術は患者さんにとってまさに地獄ですよね。
一方、外科医にとっても痛みに耐えかねている患者さんの姿を見ながら、手術を続けることは大変辛いことだと思います。
痛みのない手術を可能にする麻酔の開発は患者さんだけでなく、外科医にとっても待ち望まれていました。
そんな時代に、華岡青洲が開発した麻酔方法は、曼陀羅華(まんだらげ)というアサガオのような花を主とした数種類の薬草を配合した麻酔薬を内服するというものでした。
動物実験だけでなく母と妻の協力による人体実験を繰り返し、実に20年の歳月をかけて開発し、今から約200年以上前に世界で初めて全身麻酔下での外科手術を成功させたのです♪*
「内外合一、活物窮理」。これは、華岡青洲の医療に対する考え方を示した言葉です。
「内外合一」とは、「外科治療を行うには、内科、すなわち患者さんの全身状態を詳しく診察して、十分に把握した上で治療すべきである」という意味です。
「活物窮理」とは、「治療の対象は生きた人間であり、それぞれが異なる特質を持っている。そのため、人を治療するのであれば、人体についての基本理論を熟知した上で、深く観察して患者自身やその病の特質を究めなければならない」という教えです。
たった八文字の言葉の中に、華岡青洲の医療に対する理念と人生哲学が表れていますね(*^^*)
華岡青洲の時代に比べ、現代の医療技術は格段に進歩しました。
しかし、専門性が高まったあまり、自らの専門分野以外の知識に乏しい医療者、身体的苦痛を重視し患者さんの精神的な痛みが分からない医療者の存在が問題視されています。
現代医療が失ったものこそ、「内外合一、活物窮理」の精神といえるかもしれませんね…!
さて、どうして私が華岡青洲に関して詳しいのかと言いますと…実は華岡青洲は和歌山県出身なんです☆!
私の大学(和歌山県立医科大学)の学章は、華岡青洲の偉業を讃えて、曼陀羅華(まんだらげ)の花に「医」の文字を描いたものなんですよ~♪
大学内には「活物窮理」の石碑が建っていて、入学式後のオリエンテーションでは、華岡青洲に関する講義が約2時間ほど行われます!
和歌山医大には、毎年ナカサカからも合格者が出ています☆和医大のオープンキャンパスに行った際には、是非、学章のまんだらげの花に注目してみて下さい♪♪*
また、キャンパスの横にある和歌山医大附属病院は、真上から見ると、なんと和歌山の特産物ミカンの形をしているんです!笑
各大学が毎年開催しているオープンキャンパスでは、その大学の特長や雰囲気がよく分かると思います。もちろん医学部も例外ではなく、いろいろと見られますよ!
6年間通う大学ですので、是非自分に合った大学を見つけて下さいね☆★今現在お住まいの地域とは違う医大に進む可能性もあるかと思いますが、そんな場合も考慮して、受験する予定の医大にはちゃんとオープンキャンパスに行くことをおすすめします。受験は勉強だけではなくモチベーションの維持も重要ですから、きっとよい刺激になると思います。
今日は、山本先生と角田先生と一緒に写真を撮っていただきました♪*お二人とも、神戸女学院高校ご出身です!
山本先生は大阪市立大学、角田先生は奈良県立医大の、医学部医学科に在籍されています★!
お二人とも丁寧にご指導して下さるので、たくさん質問して下さい(o^^o)
それでは、また谷町教室・上本町教師&新教室(6月24日オープン予定!)でお会い致しましょう(^^)/☆もしも当予備校の前を通りかかりましたら、ぜひパンフレットなどもお持ち帰りくださいね〜!
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