臓器移植法改正3年 ~その1~

2013年09月26日 医療に関する話題


医学部への合格を目指す受験生の皆さん、お久しぶりです!

本日はアシスタントの曽我が予備校内からブログを更新します(^^)/

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早いもので9月ももうそろそろおしまいです。

今日から一気に涼しくなって何を着ようか調節に少し困ってしまいますね(>_<)

皆さんも大事な時期に体調を崩してしまわないよう、気をつけてくださいね★

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さて、臓器移植法を皆さんご存知ですか?

2010年7月に改正されてから3年が経ちました。

1997年に施行されたときには認めらていなかった15歳未満の小児からの臓器提供が可能となったそうです。

また、本人の意思がわからなくても家族の同意があれば提供が可能となりました(^^)

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家族の承諾だけで提供が可能になると提供数が格段に増えるのではないか、と期待できそうですが現実はそうでもないようです(^-^;

脳死後の提供件数は増えましたが、心臓停止後の件数は逆に減っており、合わせた件数は改正前と変化はないというデータがでています。

改正されたにも関わらず提供件数があまり増えていないことには、社会的な理解が浅いこともあるのではないかと感じます。

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移植を待つ子供は後を絶ちませんが、脳死判定された15歳未満の子供からの臓器提供も3例にとどまっています。

小児の脳は成人よりも回復力があるとされ、頭に強い衝撃を受けても大人では考えづらいほどの回復が起こることがあり、脳死診断はより慎重に行わなくてはならないそうです。

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また、家族は我が子の突然の死を受け入れるのに時間を要してしまうのは当然のことですよね。

小児についてはより丁寧に家族への対応をすることが必要だそうです。

さらに、病院が脳死判定の際に虐待の有無を確かめる必要がある、などといった理由で小児の脳死移植は成人よりもハードルが高いのです(>_<)

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皆さんの目指す医者という立場になると患者さんを最後の最後まで治療し、救命が難しくなった場合にご家族に臓器提供の選択肢があることを説明する機会も少なくないと思います。

 家族によって病態を受け入れることが出来るまでの時間はそれぞれ異なってきます。

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心臓は動いているのに脳死だと診断されるとそれを受けいれることは、私も、もしその立場になってみれば難しいのではないかと感じます。

さらには提供をするかしないかという選択肢を提示されれば冷静に考えることも難しくなってしまうのではないでしょうか。

提供しない選択肢をとるのももちろん自由ですが、悩むという過程での心理的負担も少なくないですよね。

そこで家族が患者さんの状態を受け入れ、臓器を提供するかしないか納得のいく決断ができるよう、家族の気持ちに寄り添うような医療者に皆さんがなって下さると心強いですね★

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では、今日もあと少し、立派な医療人になるという目標をもって勉強を頑張って下さい!

また明日もナカサカ医進ゼミナールの教室でお会いしましょう(^^)/

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