臓器移植法改正3年 ~その2~

2013年10月13日 医療に関する話題


皆さん、こんばんは!

アシスタントの曽我です(^^)/

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今日は日曜日ですが、塾生の皆さんは頑張って勉強しておられますよ☆

ナカサカ医進ゼミナールでは日曜日も、「国語特訓」「日祝補講」を行っております!!

医学部への合格のための受験勉強は本当に大変ですが、一緒に頑張りましょう♪

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さて、先日、臓器移植法改正から3年ということをブログでご紹介しました★

簡単にご説明すると、改正されてからは15歳未満の小児からの臓器提供と、本人の意思がわからなくても家族の同意だけで提供が可能となりました(^^)

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改正臓器移植法は「脳死は人の死」であることを前提とされています。

しかしながら、心臓は動いているのに脳死だと診断されると家族がそれを受けいれることは実際その立場に立たされると難しいと思う、と先日もお伝えした通り、日本では「脳死が死である」と受け入れられてるとは言い難いようです(>_<)

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厚生労働省が昨年、臓器提供施設に指定されている全国の病院の医療スタッフに行ったアンケート調査を公表したところ、脳死を人の死と認めることが医学的に妥当と考える人は約40%しかいなかったというデータも出ています。

つまり、臨床現場でさえ脳死が死としてはっきりと定着していない日本では、二つの死の基準があると言えると考えられますね。

この二つの基準があるおかげでそれぞれの家族の気持ちや死を受け入れることができるまでの時間に合わせた対応をすることができるのではないでしょうか?

もし「脳死は人の死」と淡々と臓器提供の手続きが行われてしまうと気持ちの整理のつかないままになってしまいますよね。

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現代の医療技術は発達しており、脳死と診断されても人工呼吸器があればすぐに心臓が止まることはありません。

引き続き治療を希望するか、徐々に延命のための治療をやめるか、人工呼吸器をすぐに停止するか、臓器移植の提供を希望するか。

もう戻ってはこないことを理解し、感情を整理し、患者の最期について家族が考える時間の猶予があります。

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患者の家族に寄り添い、脳死診断後のケアを怠らない医師には家族が提供に応じる場合が多いそうです。

やはり、家族の気持ちに応えようとする医者と家族との間には強い信頼関係がうまれるんですね♪

脳死をどのように理解するか価値観は人それぞれですが、皆さんも患者さんの家族にとって何が最善であるか考え、寄り添うことのできるような素晴らしい医師になってください!(^^)!

また、一人一人が少しでも自分らしい生き方や終わり方を考えておくのも大切ではないでしょうか☆☆☆

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