うつ病が機械で客観的診断・治療可能に!?
2013年11月27日 医療に関する話題
今日も予備校内からブログ更新させていただきます。医学部への合格めざして頑張りましょう☆
大阪大学一回生、アシスタントの辻倉です(^^)/
今週から一気にまた気温が下がりましたが、体調のほうは皆さん大丈夫ですか?
ナカサカの教室にはエアコンだけでなく、おひとりお一人に個人用ホットカーペットや、加湿器もご用意しています。ひざ掛けもありますので、寒いなあ、など思ったらお気軽にお声かけくださいね(*^^*)/
さて、今日はうつ病の診断・治療に関するお話です。
うつ病は現代社会においてますます増えている病ですが、血液検査などをしてこういう物質が見つかったのでうつ病ですね、などのように明確な診断理由があるわけではありませんよね。
なので、「根性不足だ」などという偏見を持たれてしまう事もないとは言えません。
そこで、客観的な結果の出る測定機器が近年用いられるようになってきたそうです!
その一つが光トポグラフィーです!!
うつ病患者は健常者と比べると前頭前野の血流量の変化に違いがみられるので、血流量の変化を測ればよいということがわかります。
これを測る方法がこの光トポグラフィーで、頭がい骨の上から近赤外線を当て、反射して頭がい骨から出てきた光を精密なセンサーで測定することで、光が脳を透過する間の血流量がわかるそうですよ(^^)
さらに、前頭前野の血流量を時期刺激で改善する機械も開発されていて、これら2つセットで診断・治療を行うという流れが出来始めているようですね。
しかし、まだ万人に対応できるほどの精度はなく、高度な技術が要請されるもののようで、機械は高く、診断料も保険はきかないので1万円を超えてしまうという欠点があるんです。
こちらはまだまだこれからに期待ですね!
現在でもより有効で、より簡単なものは、唾液中のコルチゾール濃度を測るという方法です!
コルチゾールは身体ストレスの負荷が高いと副腎皮質から放出されるホルモンです。
もしくは、唾液中のクロモグラニンAという物質を測定する方法もあります。
精神的ストレスの程度と深い関係があるものとして有名なのはアドレナリンですが、これは濃度変化が激しいため測定しにくいのです。
そこで、アドレナリンと一緒に副腎髄質から放出されるこのクロモグラニンAという比較的安定な物質を測定するそうです。
こちらは5000円以下程度で診断できます。
唾液をとるだけで測れるなら、採血をしたりする必要がないので患者さんにとって少し気が楽ですよね^^♪
うつ病だという確証がほしい患者さんも多いようですし、どんどん研究が進み、この診断・治療方法が広まればいいなと思います。
では、本日はこの辺で失礼いたします(^^)/
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