昔の人の知恵はすごいですね☆
2013年09月03日 日々の事柄
本日ブログ更新を担当致します、アシスタントの辻倉です(*^^*)/
先日、新聞を読んでいると、福岡城の築城において使用された、「裏込め」という工法がすばらしい耐震技術であったという内容のものがありました!
来年の大河ドラマの主人公で、戦国時代に活躍した武将・黒田官兵衛は築城の名手で、福岡城の築城にもかかわったとされているのですが、この福岡城の石垣には、表面の大きな石と内部にある土の斜面との間に拳くらいの大きさの石を敷き詰める「裏込め」というさきほど紹介した技術が使われているそうです。
これによって、地震などにより衝撃を受けても、間に挟まれた大きな石が振動を吸収し、石垣全体が崩れないようにする働きがあるのです!!
このことは、ほんの最近になって、石垣修復工事を行った際に発見されたことで、この「裏込め」の技術は全国でも見つかっていない独自の技術なんだそうですよ♪
江戸時代の途中に数回補修した記録があるので、現在福岡市では、この技術が築城当時のものであるのかを調査しようとしている最中です。
もし、この技術が築城当時、すなわち、17世紀初頭には用いられていたものであるとしたら、驚きですよね☆
これと同じようなことは、奈良にある法隆寺、五重塔に関しても言えますよね♪
法隆寺は庇を幅広で重いものにし、各階を独立させ、かつ衝撃を吸収する心柱を用いることで、607年に建立されてから現在まで、幾度となく起きた大地震にも耐えることが出来たのです!!
これらがなぜ耐震に有効なのかをご説明していきますね☆
まず、庇が大きいことによって、膨大な慣性が働き、強震が襲っても、建物の揺れは緩和されるのです。
そして、各階を独立させることで、各階がお互いに逆方向にくねくねと横揺れする為、振動の波にうまく載った、液体のような動きになるそうです!!
最後に、心柱も、大型のダンパーのような役割となって、揺れの軽減への助けになっています!!
これらの多くの技術を合わせることによって、五重塔は今までその形をとどめて来れたのだと考えると、偉大な業績だなと実感してしまいますよね(^^)
他にもおそらく昔の人の素晴らしいアイデアが用いられたものは沢山あると思います。
現代の科学技術ももちろんのことながら、そういった面にも目を向けられたらいいですよね♪
では、また谷町教室、新教室でお待ちしています☆
明日からも元気な顔でナカサカにいらしてくださいね(*^^*)
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