~面接・小論文対策~ 少し怖いお話です、PFASについて
こんにちは!
高津高校出身、同志社大学商学部1回、アシスタントの塩坂です♫
最近は少しお仕事にも慣れてきました(^^)
本日は、PFAS(ピーファス)についてお話させて頂こうと思います!
PFASとは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称です。約4700種類あるとされていて、水や油をはじき、熱に強いことから、泡消火剤、フライパンの表面加工、半導体や包装紙、防水服など身近な製品に使われています。私たちの生活に今やなくてはならないものですね(^^)/
ただここからが少し怖いお話です(-_-;)PFASは分解されにくいものもあり、体に蓄積され人への有害性が指摘されています。現在はPFOS、PFOA、PFHxSの3つが製造使用中止となっていますが、日本国内でも地下水や河川などで基準値を超えるところが100地点以上あるのが現状です。大阪では摂津市などで基準値以上の値が検出されたそうです。
基準値は、日本では飲料水として使用する際、PFOS、PFOAが1Lあたり50ナノグラム以下と規定されていますが、アメリカではPFOSを0.02ナノグラム以下などを基準としており、つまりわずかでも検出されてはならないとなっています。アメリカと日本で基準値がかなり違うことも気になりますよね(-_-;)
PFASの血中濃度が高いほど健康リスクが高いと現時点ではされており、脂質異常症、腎臓がん、抗体反応の低下、乳児胎児の発育の低下、この4つ対して注意が呼びかけられています。
東京都多摩地区で行われた血液検査では、6割程度の人がアメリカの指針値で健康へのリスクが高まる値を超えていました。富山県立大学の黒田准教授は、多摩地区でのPFASの検出度の高さの原因を、「生活排水や事業所からの排水もあるが、横田基地での泡消火剤は重要な汚染源の1つなので、調査が必要」と述べています。
現在は多摩地区の水道水から基準値を超える値は検出されていませんが、住民からは不安の声が上がっています。これまで体内に蓄積されたものはどうなるのでしょうか。
3~5年で体内に堆積されたPFASは半減するとされており、今すぐに治療は必要ではないといいます。しかしPFASの健康に影響を及ぼすメカニズムは、実はまだよくわかっていないというのが現状だそうです。
この事象を企業だけの責任にせず、使用を認めていた政府がきちんと向き合っていくべきだと思います。具体的にはきちんとしたデータ集め、原因の早期特定、健康への影響の解明、安全な代替物質の発明などがあるのではないでしょうか。私たちの生活はPFASによってかなり豊かになったと思いますが、このように弊害があるのが現実です。
私はPFASについて今回このブログを書くまで知りませんでした。国民にPFASの利便性とともに有害性に対する認知度を上げることも政府の仕事ではないかと思います。私たちも、信頼性のある情報源から最新の情報を入手し、適度に恐れながら向き合っていきたいですね。
本日はPFASについてお話させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます!少しでもお役立てできましたら幸いです♪
【参考】
NHKクローズアップ現代「PFAS汚染の実態 身体への影響は?」
スタッフが投稿しました。
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