~面接・小論文対策~脱炭素の切り札、アンモニア事業の未来
医学部受験生の皆さん、こんにちは!
ナカサカ医進ゼミナール、アシスタントの塩坂です♪
出身高校は高津高校、この春から同志社大学商学部に在籍しています。
大学では文系の学部に在籍していますが、実は高校時代は理系で、物理と化学を履修していたんです(*^^*)
今日は面接・小論文対策です!
IHI大手重工メーカーは脱炭素のためにアンモニアを使った事業を促進しており、本日はこのことについて少しお話させていただきます♪
脱炭素といえば水素が主流でしたが、広島G7でも「火力発電でのアンモニア燃焼を条件付きで容認」といった共同声明が出されるなど、アンモニアはいま脱炭素の切り札として注目されているのです!
以下BS‐TBS Bizスクエア「脱炭素戦略の切り札 アンモニア事業の現在地と未来」IHI井手博社長のお話を参考にさせていただきます。
井手社長によりますと、アンモニアを使用する理由については2つあります。
①既存の設備を使えること
②今も繊維や食品などに使用されており、全く新しい未知のものではないこと です。
アンモニアは皆さんご存じの通り、燃焼しても水と窒素が排出されるのみで、二酸化炭素は排出されず、カーボンフリーの物質です。カーボンフリーなのは水素も同じなのですが、水素の液化温度はー255度に対し、アンモニアはー33.3度と大きく違います。新たにタンクを作らなくても既存のLPG(プロパン)タンクを補強するだけでいいので、輸送貯蔵にかかるコストが大幅に削減され、出資・投資のハードルがかなり低くなります。ただ、アンモニアのデメリットとしては、燃焼速度が遅く安定しないこと、有害な窒素酸化物が発生することがあげられます。
大型で商用の碧南火力発電所(JERA)では、2024年3月より石炭にアンモニアを20%混ぜて使用し、今後アンモニアの割合を50%、60%増やしていくことを目標としています。
また、IHIは2022年に世界初となる液体アンモニア100%のガスタービン発電に成功しました。もうアンモニア事業の実用化はすぐそこまで来ているのですね(^^)/
実用化するにおいての課題は、
①アンモニアのコストがかかる。②結局CO2を排出してしまっている。この2つがあげられます。
②はどういうことでしょうか?アンモニアのバリューチェーンにその答えがあります。作る→運ぶ→貯める→使うこういった一連の流れの中で二酸化炭素を排出してしまっているのです。
またアンモニアは現在5割ほどを輸入に頼っているという情報もあり、今後どうしていくかが課題になっています。
しかし課題はあるものの、アンモニアを利用した脱炭素化の取り組みは、持続可能なエネルギーシステムの構築に向けた1つのカギになるということは間違いありません!規制やガイドラインを整備し、安全性や環境への配慮がなされたうえで、アンモニア事業が促進されることを期待します(^^♪
少しだけになってしまいましたが、今回は大手重工メーカーのアンモニア事業についてお話させていただきました。
医学部の二次試験では医学に関するネタよりも、科学に関するネタ、時事ネタなどが多くみられます。しっかり対策しておきましょうね(^^♪
ナカサカ医進ゼミナールでは筆記試験の対策はもちろん、二次試験対策にも力を入れています!
気になることがございましたら、ぜひお問い合わせください♪
【参考】
BS‐TBS Bizスクエア「脱炭素戦略の切り札 アンモニア事業の現在地と未来」
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