~面接・小論文対策~全樹脂電池について
こんにちは!ナカサカ医進ゼミナール、アシスタントの塩坂です!
同志社大学商学部1回生です♪
今日は七夕ですね☆晴れてよかったです(^^♪
面接・小論文対策5回目の今日は、全樹脂電池についてお話させて頂こうと思います♪
皆さん、全樹脂電池とはなにかご存じですか?
一言でいうと、電池の電極やセパレーターに使用する材料に樹脂を使用することで、電池内部の金属部品を減らし、高い安全性と耐久性を持つ今注目の新しい電池です(^^)/
今年の受験生は必見のトピックです!
そもそも樹脂とは何でしょうか?
樹脂とは、化学的には長い分子が繰り返し重なってできた材料のことを指します。例えば、プラスチック製品や接着剤、塗料、人工大理石、インク、ゴム、繊維などが樹脂で作られています。
樹脂には、軽量で耐久性があり、形状や色、用途に応じて加工しやすいという特徴があります♪
樹脂電池は、APBが開発した、電極を含めてほぼすべてを樹脂で形成するLi(リチウム)イオン2次電池(LIB)です。
ほぼすべてなので本当に『全』樹脂電池というわけではありません(^-^; しかし、次世代電池として注目が集まっていることには間違いないです!
全樹脂電池は、電解液を樹脂に置き換え電極の厚みを増やすことで、同じ容積でもエネルギー密度を向上させています。
活物質(LiやPt)を電子やイオンが移動できる特殊な樹脂でコーティングすることで、電解液を不要としているのです♪
全樹脂電池のメリットとしては、安全性、耐久性が高く長寿命であること、電極を分厚くできることが挙げられる一方、デメリットとしては、製造コストが高く、リチウムイオン電池よりも高価であり、実用化に向けた研究開発がまだ進んでおらず、市場投入には時間がかかる可能性があることが挙げられます。
全樹脂電池の火付け役であるAPBは、2023年3月に、2025年に高速量産の実現、2026年度からの大規模量産化すると宣言しています。また。ABP以外にも川崎重工業、JFEケミカル、帝人などもこれに取り組んでおり、まさにこれからの電池です!他の次世代電池とともに今後に期待ですね(^^)
本日は全樹脂電池についてお話させていただきました♪
同じ次世代電池として、
全固体電池、バイポーラ型ニッケル水素電池、LFP電池、ナトリウムイオン電池
などもあわせてご確認くださいね(^^)
暑い日が続きますが、体調に気を付けて残り約半年頑張りましょう!
【参考文献】
「全樹脂電池の仕組みと技術を解説、エネルギー密度は?実用化は?」https://hasimoto-soken.com/archives(2023/7/28閲覧)
「実用化が期待される次世代電池10選」https://hasimoto-soken.com/archives/7886(2023/7/28閲覧)
スタッフが投稿しました。
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